5.産学民官連携
MC:地域活性化というものに対して、住民全員で取り組んでおられるのですね。住民どうしの協力をはじめ、住民と行政の協力、そして大学との連携などが、地域福祉にとって如何に大切かが分かります。
橋町長:産学官民ですね。これらの連携というのは極めて大事だと私は思っています。先程のアスパラにしても、町だけの発想だとこのアスパラシャンプーまで行かなかったわけです。
色々な工業界とか研究所の方や、県のいろいろな連携ですね、学者がいて、大学の連携なんかでヒントを頂いて、アスパラひとつを手がけるにしても私だけの発想でなく、このあたりの気候・気温ではアスパラが適しているというように。このように色々なアドバイスの中の産学官民の連携は極めて大事だと思います。そしてもちろん医療福祉の人材の確保にとっても大事なことです。
MC:最上町のためには、笠原さんのご縁もありますのでね、是非ボランティアの精神で、微力ではございますけど、これから笠原さん本人にもニーズを把握してもらって、何かできることをやっていきたいと思います。是非頑張っていただきたいと思います。
橋町長:ありがとうございます。どこに住んでいても、贅沢はしませんが、最低限の医療とか教育とか福祉とか受けられる、そういう町づくりを、小さな町ですけれど、頑張って行きたいと思います。
最後にもう一つ付け加えさせてもらうと、私の情熱は子育て支援です。
これは毎日テレビ新聞等で、
簡単に親を殺したり、悪さをしたり、いろいろな事件・事故を耳にする、こころが痛みますね。どこでどう狂ってきたかっていうことです。経済原理主義なんていう表現もありますけれど、お金だけで物差し図ってきたのではないか。こういうことのツケが来ていると私は思います。だから、そういう意味での人にやさしい、支えあい、役割がきちんと自覚できる、期待されている、そういう町づくり・地域コミュニティが、これからの地方の存続として極めて大事だと思います。
その中で一番大事なのが、やっぱり人間関係の一番の基礎をなす、幼児教育、幼児期の関わりです。幼児期の親と子の関わりはもちろん、家族の関わり、地域の関わり、全体の町の関わり。温かくつつむ町づくりが、高齢者福祉も含めて、子育て支援にとって大事だなと思っています。だから年々80人ぐらいしか生まれないこの子供たちは、それぞれの親の家族の子供ですけど、町の子供でもあるってことは私の子供でもあるってことだから。その子たちが、小さいときからみんなで支えあうような町に住んでおれば、もちろん全員がこの最上町に残れるって事はないわけですが、ただ、いつかいろいろなところに羽ばたいて頑張る、そういったときに必ずやそういった育ちをしていれば、この最上町を悪くは言わないと思います。逆にわが故郷はこういうところですよ、だから行ってみてください、と言ってもらえる、そういう町にしていきたいと思っております。
ですから今子育て支援センター的なもの、認定こども園の認証などは私ども県で第一号を取っております。幼稚園児でも保育所でもない、最上町の子供として育てたいということで、来年、再来年に向けて、改築を目指しているわけですけれども。しかし財政が厳しいから、私はそういう意味で、最上町の子供愛情債というものを発行しています。最上子供愛債。タンス貯金みんなから協力してもらってこの未来の子供たちに託す。「私のお金は未来の子供たちに生かしているのだな、生かされているんだな」と思ってもらう。そして銀行に積んでいる利息より少し高く払わなきゃならないわけだから、その部分は最上町の商工会が発行している商品券、これはモガンバ商品券といって、
プレミア分の1%が子供たちの健全育成に回るような仕組みの商品券です。これでお返しすると。結果的に循環してまた子供の健全育成に還る手法です。幼児教育を大事にして、町民参加型でみんなで育てるんだと、そして立派な社会人になって最上を頼むよ、というのが私の本心なのです。
MC:本日はお忙しい中ありがとうございました。

▼橋町長と当社 吉村相談役